重なる身体と歪んだ恋情
裸のまま私の前に跪く佐和子。
いつも凛とした女性がこうして傅く姿がたまらなくいい。
細い指がシャツのボタンにかけられゆっくりと外していく。
赤い唇が寄せられて私の肌を撫でて。
「服にはつけないようにね。これでも妻は泣かせたく無いので」
その声にビクリと指先を震わせて佐和子は従順にもコクリと頷いた。
まぁ、紅がシャツに付いたところで千紗が気付くことは無いでしょうけど。
彼女は私に興味が無い。
興味が無いというより。
まるで人攫いか人買いか、彼女は私のことをその程度にしか思っていないのだろう。
私に向ける視線はいつも冷たく蔑んでいる。
初めて会ったときはあんなにも嬉々とした瞳を見せたくせに。
きっとあの時のことなんて忘れてしまってるのだろう。
それも仕方の無いこと。
あの時彼女は――。
「……んっ」
あぁ、しまった。
今は佐和子で楽しんでいたのに。
赤い舌が柔らかく私自身を撫でていく。
それから赤い唇がゆっくりと包んで――。
「もっと舌を使って。それではいつまで経っても終わりませんよ?」
そう言うと彼女は私を含んだまま小さく頷いて、器用に舌を使って動き始めた。
いつも凛とした女性がこうして傅く姿がたまらなくいい。
細い指がシャツのボタンにかけられゆっくりと外していく。
赤い唇が寄せられて私の肌を撫でて。
「服にはつけないようにね。これでも妻は泣かせたく無いので」
その声にビクリと指先を震わせて佐和子は従順にもコクリと頷いた。
まぁ、紅がシャツに付いたところで千紗が気付くことは無いでしょうけど。
彼女は私に興味が無い。
興味が無いというより。
まるで人攫いか人買いか、彼女は私のことをその程度にしか思っていないのだろう。
私に向ける視線はいつも冷たく蔑んでいる。
初めて会ったときはあんなにも嬉々とした瞳を見せたくせに。
きっとあの時のことなんて忘れてしまってるのだろう。
それも仕方の無いこと。
あの時彼女は――。
「……んっ」
あぁ、しまった。
今は佐和子で楽しんでいたのに。
赤い舌が柔らかく私自身を撫でていく。
それから赤い唇がゆっくりと包んで――。
「もっと舌を使って。それではいつまで経っても終わりませんよ?」
そう言うと彼女は私を含んだまま小さく頷いて、器用に舌を使って動き始めた。