blazing sun

まさかの事実

「螢ー!」

「煩い。もっと静かにしろ。」

「えーーー。」

「長い。」


結局、あれから玲はここで働かせて貰う事にしたのだ。

まだ敷地内を把握出来てない為に同じ隊の人にくっ付いて回っていた。

その隊と言うのが螢と八城を含む一番隊であった。




「仕事、いつになったら出来るの?」

「だから先にこっちの事を覚えろ!行っても帰って来れねぇじゃねーか。」

「あんた等と一緒に居れば良いだけの話じゃんか。」

つまらないと駄々を捏ねる玲に(特に!)螢は参っていた。

「ガキのお守りなんか一々してらんねーよ。」

冷たく言い放つも、

「自分の身くらい自分で守れる!あんたより強い!行ける!!」

「行かせられるか、バカ!」

「あ~、バカって言った方がバカなんだよー」

「・・・・・・・・・・・・ハァ。」

「む?」

あー言えばこう言うの繰り返し。そこへ、






ガラァッ



「螢ー。」

八城登場。


と、共に玲が顔面目掛けて拳を放った。

パシッと片手で受け止めた八城は苦笑い。

「いきなりは酷くない?」

「死ね。」

「酷っ!!」

「さっさと出てけ!」

「今来たばっかりなんだけど!?」

ギャーギャーと続く喧嘩。

既にあって当たり前と化してきている辺りが怖い。


螢が書類を持ち席を立つ。

「他の隊の所に行くから玲は八城に遊んでもらうように。」

「遊ばないし。」

「りょーかい。」

八城がのほほんとしたいつもの雰囲気で手を振った。


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