星に願いを


部屋が暗くなって、悠は星子の手を優しく握り返した。


必ず迎えに来るという意思表示のような力強さ・思いが込められた手。



それはまるで、二人の為に降り注いでくるような、キラキラ輝いた星々たち。


星に見守られているという温くもりを、一心に受け止めた。





この後、二人はしばらく別々の道を歩む決意をした。


降り注ぐ星々に誓って。



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