星に願いを


「これ、お守りだと思って持っていて。」


悠から小さな紙袋を渡された。


中を開けると、キラキラ輝く星の形をしたサンキャッチャーだった。



「キャンディーだと、食べたらなくなるからさ。」



日中は日の光でキラキラと輝き、夜は部屋の明かりでキラキラと輝く。



「いつだって星にお願いできるね。」


星子の目にもキラキラと輝くものが浮かんだ。







この後、悠はアメリカへ旅立った。


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