星に願いを


星子の背後から、聞きなれた優しい声。


逢いたくて逢いたくて、何度も夜空に想い描いたあなたの微笑み。







「迎えに来たよ。」



振り向くと、両手を広げた悠が立っていた。


大好きな悠の顔が、涙で滲んで見えなくなる。





「会いたかった。」




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