星に願いを



あれからどうやって家に帰ったのか全く覚えてなかった。


「あつっ!」


シャワーを浴びた後、カフェオレを飲もうと沸かしたお湯で、少し火傷してしまった。


「またボーっとしちゃった…。」


(悠さんって何者なんだろう…)


帰り際「どうぞ。差し上げます。」と手に握らされた小さな物。


そして思いもよらない言葉をかけられたのだった。





「君は…お星さまからうまれたの?」





「これって…似てる。」


天井のライトに、悠から握らされた小さなそれをかざし昔を思い出していた。




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