星に願いを
コンコン
「美紀さん、失礼します。準備はよろしいですか?」
おそらく会社の人であろう、スーツに身を包んだ男性が退院の手続きを終えて病室に入って来た。
「あらっ、創【はじめ】さんが来て下さったの?」
と美紀はベッドの横に近づく男性に声をかけた。
「はい、先程白鳥社長からご連絡を頂きまして。
これから丁度白鳥物産に出向くところでしたので、私が会社にお連れします。」
「ありがとう。」
そう言いながらソワソワする美紀。
「あの…悠【はるか】さんは?」
顔を真っ赤にして美紀が訪ねた。
「申し訳ありません。悠は今出張中でして…」
その言葉を聞いて、美紀は残念そうにうつむいた。
後ろで見ていた星子は、昨晩照れながら話してくれた“好きな人”が、その悠さんなんだと気が付いた。
(好きな人に迎えに来てほしかったんだね)
「美紀さん、失礼します。準備はよろしいですか?」
おそらく会社の人であろう、スーツに身を包んだ男性が退院の手続きを終えて病室に入って来た。
「あらっ、創【はじめ】さんが来て下さったの?」
と美紀はベッドの横に近づく男性に声をかけた。
「はい、先程白鳥社長からご連絡を頂きまして。
これから丁度白鳥物産に出向くところでしたので、私が会社にお連れします。」
「ありがとう。」
そう言いながらソワソワする美紀。
「あの…悠【はるか】さんは?」
顔を真っ赤にして美紀が訪ねた。
「申し訳ありません。悠は今出張中でして…」
その言葉を聞いて、美紀は残念そうにうつむいた。
後ろで見ていた星子は、昨晩照れながら話してくれた“好きな人”が、その悠さんなんだと気が付いた。
(好きな人に迎えに来てほしかったんだね)