星に願いを
一方星子も、悠からのメールを楽しみにするようになった。


元々あまり自分の事は語らない星子だが、好きな食べ物や好きな本の紹介など、ちょこちょこメールの返信に添えるようになった。



いつの間にか、星子の心も悠で一杯になった。


でもその気持ちが何なのか、まだわからなかった。






―悠は “美紀の大切な人“ー



気が付くと悠の事を考えている自分に、こう言い聞かせる毎日だった。



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