星に願いを

創の声が怖い。



「…信頼する上司です。」


「それだけ?」


ため息をつきながら、星子の目をじっと見据えた。





「あの…何故そんなことを?」


「君と悠の妙な噂があるようでね。
真相を確かめたいと思って君を呼んだ。
実はある所からメールがあってね。
君たちが社内で抱き合っているとか…覚えはあるかい?」



「そんな…そんな事は…」


と言いかけて、昨日の会議室の一件を思い出した。



「もしかして、あの会議室の…」


と弁解しようとした所、創が話を被せてきた。



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