星に願いを
*
「ふぅっ」
星子は休憩室でミルクティを飲みながら一息ついていた。
いよいよ相談室が始まる…。
嬉しいような、緊張するような。
メールの一件は、他に流出していないようで、他の社員さんから問いただされることはなかった。
――悠さんに迷惑かけちゃったな…――
ガタッ
背後に音を感じて振り向いた。
透き通るような白い肌に、栗毛色のふわふわな長い髪、ほのかに香る甘い香り…。
「美紀ちゃん…。」