星に願いを
美紀の想い
二人はしばらくしゃべることもなく、ソファに座ってミルクティを飲んだ。
最初に声をあげたのは星子だった。
「美紀ちゃん…昨日の電話の事だけど。」
美紀は一瞬星子を見たが、また下を向いて唇をかんだ。
「誤解だよ、美紀ちゃん。悠さんと私は何も関係ないよ。」
「うそ…」
下を向いていた美紀がぽつりと言った。
「嘘つかないで。ほしちゃん、私わかるの。」
段々と涙目になる美紀。
そんな風に悲しませてしまったなんて、私何やっていたんだろう…。