君の隣で。
「…あ」
やば。
見てたことバレたか―
「大丈夫?!
怪我してる?」
「え?
あ、あぁ」
驚いた。
彼女にバレてしまったのかと思った。
「まってね
今、絆創膏だすから」
「あ、いや
大丈夫…」
「ダメだよ!
ばい菌入ったら大変でしょ!」
そう言って顔を近づけられた俺は柄にもなく照れてしまった。
「だ、大丈夫?!
顔 真っ赤だよ!
熱あるんじゃない?!」
「い、いや
大丈夫だか「ダメだよ!」
「ね、熱じゃないから!」
「でも、顔真っ赤「熱じゃないんだ!もとから顔は赤い方で…
だ、だから熱じゃないんだ」
「そっか
でも、その顔の傷はどうにかしないとねー」
そう言って彼女は傷の手当てを始めた。