あなたの隣は私 ―恋に落ちる瞬間―【短編】














 あいつと喋りたくなくて


 休憩室横の

 ロッカー室に逃げてきた。














 自分の気持ちを

 あいつが知るわけないのに



 あいつに腹立てるなんて…











 本当に、馬鹿みたい。
















 気が付くと



 時計の針は

 休憩の終わりを指していた
















  − ガチャ







 ロッカー室を

 出ようとしたときだった…











 「あ、山本君!」







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