ねぇ、好き。上
「じゃあ、家で教えろよ」
「嫌よ」
「なんでだよ…」
言えるわけないでしょ?
好きな人は…
岩佐凛…
なんて、言えるわけないじゃん!!
「喧嘩しないでよ…///私だけ、疎外されてるみたいじゃん!」
千尋は、上目遣いしながら凛に言った。
「…わかった」
何それ…
やっぱり、そうなんだ。
凛のこと、好きなんだ…。
あたしのこと、応援してるふりしながら凛のことずっと好きなんだ…。
凛も…そうなのかな…?
きっと、そうだよね…