ねぇ、好き。上
最悪な日
☆桃花saide☆
ピピピピーピピピピー…
また、いつもと同じ朝が始まる。
ブーッ…ブーッ…
携帯が鳴る。
誰だろうと思ってみると…
【千尋】
…っ!?
【おはよー*昨日も言ったけど、凛くんに告るから】
あ…
そういえば、昨日…
せっかく、忘れていたのに…
思いだしてしまった、昨日の出来事…。
ブーッ…ブーッ…
誰だろう…?
着信音が…長い…
ということは…?
「おい、電話鳴っとるぞ」
不機嫌そうに言う凛。
「え…、あ…あありがとう…」
やっぱり…電話だったのか…。
【幹也くん】
「…えっ!?」
ど、どどどどうしよう!!
ていうか、出なきゃヤバいよね!?
「…」
何て言えばいいんだろ?
『もしもし?』
「…あ、もしもし?」
『おはよう。迎えに行くからよろしくな』
「えっ!?迎えにくるの…!?」
『当たり前だろ?俺の彼女なんだし』
あ…そっか。
あたし、彼女かぁ…。
「…」
凛…。
ダメダメ!
『おーい?大丈夫?』
「…え?あ、う、うん!大丈夫だよー」
『じゃあ、7時半に迎えに行くわ』
「あ、うん…」
プーッ…プーッ…