ねぇ、好き。上
お泊り会
☆桃花saide☆
「…凛、あたし…凛のこと好きなの」
「さっきから、ずっと言ってるから知ってるけどさ…本当?」
「本当だよ?あたし、凛以外考えられないもん」
「ほんとに?俺も、桃以外考えられないけど」
「ほんと…?ほんとにほんと?いつも、凛の頭の中にはあたし、ちゃんといる?」
「あぁ、離れないぐらいいるよ。だから、昨日とかすっげぇ腹立ったし、むかついた。怒ったりしてごめんな…?」
「…っ……っ…」
嬉しい。
好きな人と結ばれるって、こんなに嬉しいことなんだ。
あたし、ちゃんと必要とされてる。
「…泣くなよ。俺が守ってやるから」
「…っあたし…ずっとっいらない子かと思ってた…っ」
「そんなことねぇよ。お前は俺にとって必要な存在だから」
「ありがとう…、凛…大好きっ!」
「あのさ、嬉しいけど…抱きつくのやめてほしいんだけど…恥ずいんだけど…///」
え…?
あっ。
いつのまにか、無意識に抱きついてた…。
周りをみると、みんなニヤニヤしている…。
「…や、やだっ!!///」
ドン!
「いってぇー…」
あ。
恥ずかしすぎて…凛を勢いよく突き飛ばしてちゃった…。
「ご、ごめん…!」
「いいけどさ、もう少し手加減しろよなー」
「…うん」
「そんなへこむなってー」
そう言うけど、痛かったよね…。
「…」