ねぇ、好き。上
「まぁさ、岩佐ちゃんは純粋な女の子だからさ?許してあげなよ。晴。
しかも、岩佐ちゃんは凛の彼女アンド妹だぜ?
手、出すなんて許されねぇって」
「幹也は、腹たたねぇのかよ?」
「いや、どーだろな?腹立つかもな」
えっ?
「だろ?」
「だけどさ、悲しむ顔はみたくねぇなって思ってさ。凛や、岩佐ちゃんの悲しい顔はみたくないから。仕方のないことだと思うぜ?」
幹也くん…
「…まぁな?でも、俺だって岩佐ちゃんのこと好きなんだぜ?」
本気なんだ…
「知ってるけど、彼女が嫌がってるのを無理にやるのは、よくねぇと思う」
「…そうだな。幹也の言うとおりだわ」
「おう」
「岩佐ちゃん、ごめんな」
謝る晴くん。