ねぇ、好き。上


「どうして、鈴は私を選んだの?どうして、実花と一緒に…」

もう、言いたいことがたくさんありすぎて

私は、何も言えなくなる…


頭が混乱して、


私は声が枯れるまで泣いた。



泣いて泣いて…




その場から、走り出した。



行くあてもないのに、ひたすらひたすら走り続けた。






鈴が、追いかけてきてくれると思った。


だけど、




追いかけてきてはくれなかった…。


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