ねぇ、好き。上
「桃花、お母さんね…」
「…っ何?」
「今、付き合ってる人がいるの」
「…え」
「ごめんね、黙ってて。でもね、その人すごく優しいのよ?だから、きっと桃花も好きになるわ」
「…」
あたしのお父さんは、ただ1人だよ…
お父さん…
また、3人で暮らしたい…
でも、もう叶わない話。
「そうそう、1人息子さんがいるみたいでね。桃花と同じ年なのよー。だから、きっと仲良くなれるわ」
え…
やだ…
結婚するの…?