ねぇ、好き。上
すると…
キィィィーーーーーー…
自動で、門が開いた…
お母さんは、もう当たり前のように…
スタスタ歩いて行く…
だけど、あたしはびっくりしすぎて緊張しすぎて…
動けなくなってしまった…。
身体が動かない。
「ちょっと、何やってるのよ。早く来なさい。待たせてるんだから」
動きたくない…という気持ちに変わってしまったあたしの心。
「…あっ…」
あたしは、お母さんに強い力で連れて行かれた。