あの頃雪の日に・・・
すると、あまりにも私がじっと見ていたみたいで、
「そんなに、じっと見られると恥ずかしいんだけど。」
と、男の子が笑って言った。
「す、すみません。」
私が勢いよく謝る。
笑い方も誰かに似てる。
「あ、いいよ。全然。
それよりも、大丈夫だった?」
そう聞かれたので、顔をあげて答える。
「あ、全然大丈夫です。
そちらこそ、大丈夫でしたか!?
ぶつかったりして、すみませんでした。」
「僕こそ、ぶつかったりしてごめんよ。
ほら、このとおり大丈夫だからきにしないで。
それより、君第一星条学校の子?」
私の制服を見ていった。