あの頃雪の日に・・・
そんな、気持ちに耐えきれなくなって、私は夜空を見上げた。



すると、隣で
「じゃあさ…。」



「え?」



「その代わり、俺がする。
一緒に買い物しない?



俺、明日なんだよね。
誕生日。
選んでほしいな、プレゼント。



最近、もらってないし。
でも、お金は自分で払うから、心配しないで。」




「そんなの、プレゼントじゃないよ。」



「大丈夫。
選んでくれるだけで、充分。



どう?
一緒に買い物しない?」



私の気持ちはやっぱり筒抜けみたいで、元気づけてくれるように、話しかけてくれる。




買い物するつもりだったから、お言葉に甘えちゃおうかな…。





そう考えて、



「じゃあ、私からもよろしくお願いします。」




そう返事した。
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