あの頃雪の日に・・・

「ど、どうしたの!?
あらたまって?」



「いや、何となく。」


ほんと分かんない。


健太くんって。


そろそろ本題に入るのかなと思って聞いてみた。



「そういえば、わざわざ電話したのってあしたのこと?」



「うん、まぁ。
あのさぁ…、明日の予定の話。


道に沿って商店街の店に行ってから、デパートっていう予定だったのを変えてほしい。
行く順番を逆にしたいんだけど、いい？」



びっくりした。


わざわざそれを伝えるのに電話にしたんだ。



「いいのに気にしなくて。
誘ってくれたの、健太くんでしょ。」


「まぁ、確かにね。」



「だったら、健太くんの予定に合わせるよ。」



「よかった。」



「じゃあ、デパート行ってから商店街の店だよね?
それにしても、それだけだったらメールでいいのに。」



すると、


「はぁ…。」



ため息をつかれた。



なんか違ったのかなと思って、