あたしの前世はあなたの恋人
斎藤壱歌
*沖田麗side*
斎藤壱歌。
入学式の日に知り合った、一くんかもしれない女の子。
朝、登校をしてるときに僕は彼女を見つけた。
見つけたとき、僕はビックリした。
余りにも似ていたから。
一くんに。
一くんは、僕が今一番会いたい僕の恋人。
あ、くん付けなのは気にしないで。
一くんは、男装していたから。
だから呼び方が定着してしまった。
「剣道全国大会女子の部優勝?!」
大哉が叫んだ。
今、僕らは剣道場に来ている。