あたしの前世はあなたの恋人




―――ぼとっ


そうなんやこんや考えてたら、入り口から何かが落ちる音が聞こえた。

みんなも聞こえたらしく、冷や汗をかいている。

「え、誰かに聞かれたの?やばいよねぇ…?」

「やばい、じゃねぇ。明日から俺たち寮に引きこもりになるぜ。確実にな」


それはそうだ。


新撰組の生まれ変わりとか、そんな話を聞かれたらどんだけ変なヤツ?
って言われるよ。


「……誰かそこにいるの?!……隠れてないででてきなさい!!」


土方さんが勇気を出して、なにかを落とした張本人に、出てこいと言った。




抵抗もせずに、出てきた人物に僕たちは驚いた。







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