あたしの前世はあなたの恋人




ざわっ

「おい、見ろよ!アレ!」

「なん…ヤバッ!!」

「まじかよ……」


周りの人たちが急にある一点を見て、騒ぎだした。

私もその一点を見てみる。


「…ッ…――」


そこには、6人で歩いていた、美男美女がいた。





――ドタッ


……一人こけたが。



「なに、あの美しさ!!すっげえなぁ…。…一人こけたけど」

「あそこだけ、空間違ぇー……。一人こけたけど」



皆、反応してるな。
一人こけたことに対して。







< 6 / 39 >

この作品をシェア

pagetop