Endless story in正員館 ~男装女と寡黙男~
父の意志と寡黙男
「先生ありがとうこざいました」
決心をしてから、朝は先生が紹介してくれた武術の先生に武術を教えてもらい、毎日先生の所へ行って勉強をしている。
「今日は米を買いに行く日だろう。夜遅いし、付いて行こうか?」
確かにもう日は沈んでいる。
ちなみに米を買う日とは、
月に一回米を買いに行くというのが、当たり前の風習であること。
「いいえ、大丈夫です。先生も私の教育で大変でしょうし。心配しないで下さい」
そう笑って言うと、
「あぁ、分かった。じゃあ、気を付けてな」
「はい、さようなら。明日も教えて下さい」