東京へ 〜僕の夢を乗せて
レジの研修は二ヵ月近くかかり母は熱をだした

本人は知恵熱だと笑っていた

飲んだ事もない栄養ドリンクを飲んで頑張ってる母はなんかカッコイイ


弟たちも淋しい思いをしながらも母を応援した


新しいが店がオープンした当日

父と弟たちは母の様子を見る為買い物に行った

母は家族が来た事も分からず必死だったようだ


今では笑い話だが


お客さんの顔も見れず声は震えそこに立っている事が精一杯


そんな母がもう十年近く働いているんだから


やっぱすごいんだと思う


三男のジュンに手がかかり母は大変な苦労をしてきた


ジュンが自閉症と分かった時

母は自分の責任だと自分を責め続けた


外にも出なくなった


家族以外と関わる事を嫌がった


その弟ジュンの話は二人の弟の所で話たいと思う


だからその母が

仕事をしに外へ出たいと言ったのは以外だった


母は違う空気を吸いたかったのだろう


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