東京へ 〜僕の夢を乗せて
母は

責任間が強く頼まれると嫌と言えない性格だ。

友達に悩みなど相談されとことん付き合ってしまう。

でも一つ事しか出来ない母は、友達の相談にのめり込み

すっかり家族の事を忘れ父に怒鳴られ

ようやく自分が何をしているか気づく 


父の方が四才も年下なんて誰も思わないだろう 


母が仕事に出て明るくなったのは確かだし

三男のジュンが自閉症である事を

誰にも隠さず堂々と話せるようになった


台所で泣いている母をこの頃は見かけなくなった。 

母は仕事に行く事で

自分に自身がもてたし

自分を理解してくれる友達にも出会えた。


自分だけが不幸だなんて間違がった考え方をしていた事にも気づいた


幸せはそんな遠い所にあるものではなく

手を伸ばせばすぐ届く所にあったのだ


「母さんは幸せですか。」
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