東京へ 〜僕の夢を乗せて
病院は


丁度昼休みで一時間待たされたあげく


泣きじゃくるジュンに先生は『泣くな』と言った


氷の入った袋をお腹に当て冷やしていた


先生はその袋をいきなりとり血がふきでた


そうすると先生は又『泣くなと言ってるだろう』


母は二度とその病院へは行かなかった


幸いジュンのやけどは


お腹の表面だけだったので傷後も残らず治った


ただ大好きなお風呂に入れなかったのは可愛そうだった


ジュンは年長になり


色々な事がみんなと同じように出来るようになった


母は嬉しそうだ


今日は幼稚園最後の運動会でジュンが小太鼓をたたく


みんなで応援に行かなきゃね


「頑張れジュン」     


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