東京へ 〜僕の夢を乗せて
中学生になったジュンは


普通学級ではついて行けないので養護学級へ入った


そこは一年生から三年生合わせても8人しかいない 

楽しそうなクラスに思えたが

担任が暴力を振るう先生だったのだ

ジュンが泣いて帰って来た。

訳を聞くと


「僕が悪いけど

漢字テストで青という字がうまく書けないから

消そうとしたらクチャクチャになり顔を叩かれた」


ジュンが「たたくのは駄目だよね」 


そう小さい時から叩く事はいけないと教えて来た


母は学校へ行き先生と話した


先生は思わず叩いてしまった事をあやまってくれた


その先生はそれからは

ジュンをたたく事はなかったが

他の子をたたいていた


ジュンからその子の話を聞いた母は


その子のお母さんに電話をした


でもそのお母さんは

『うちの子はここしか行くとこがないから我慢させるよ』


母はそれ以上何も言えなかった


自分たちより辛い思いをしている人がいる事を知った

自分たちだけが不幸だなんて思っちゃいけないんだ 


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