東京へ 〜僕の夢を乗せて
園長先生が僕のところへ来て頭をなぜてくれた


「新しい小学校へ行ったらたくさん友達をつくりなさい」


「お父さんもお母さんもいるから大丈夫だよ」


僕は泣きながら


うなづいた


仲良しだった強君とは又会う約束をした


大好きだった先生にだっこをしてもらった


僕はいつまでも


帰ろうとせずみんなの中にいた


そんな僕を優しい顔で母が見ていた


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