東京へ 〜僕の夢を乗せて
母は


このままこの家にいたら


僕が大人たちに気を使い


あまりにも可愛そうだから

アパートを借り僕と二人で住む事を考えていた


その事を祖母に話すと祖母は


泣いて怒り出した「私から孫をとらないで」


でも母の決心は固くこの家を出て行く日


僕は


母について行きたかったけど行くのを止めた


母は何も言わず出て行った

母は必ず迎えに来るから待っててね


と僕に手紙を残していた


僕が何故ついていかなかったのか?


祖母は僕が可愛くて仕方がないと言う事が分かっていたし


僕は


たぶん二人が仲の良い親子になってほしかったんだと思う。         

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