サワーチェリーパイ
「お前ら勉強勉強って、十代後半だぜ。遊ぶのが当たり前だっての」
「だけど、成績が落ちたら実家に帰らなきゃいけないんだ」
「そんな事、約束してこっちに来たのかよ」
したした、と激しく頭をタテに振る陽生。
そこまで拒否されてしまうと、打つ手はもう無かった。
「もういい」
「悪いな、また今度」
「あのさ、一個聞きたいんだけど」
もうヨレヨレといった状態の晴斗は、だめ押しを自分で始める。
「あの樹って奴と、三次のどっちが好きなんだ? 」
そうたずねられて、腕組みをして考え始める。
「だけど、成績が落ちたら実家に帰らなきゃいけないんだ」
「そんな事、約束してこっちに来たのかよ」
したした、と激しく頭をタテに振る陽生。
そこまで拒否されてしまうと、打つ手はもう無かった。
「もういい」
「悪いな、また今度」
「あのさ、一個聞きたいんだけど」
もうヨレヨレといった状態の晴斗は、だめ押しを自分で始める。
「あの樹って奴と、三次のどっちが好きなんだ? 」
そうたずねられて、腕組みをして考え始める。