サワーチェリーパイ
「虹太、おせぇぞ」
「悪い悪い、エミたんと盛り上がっちゃってさぁー」
彼女に貰ったらしいプレゼントの包みをわざと晴斗に見せびらかし、悔しそうな顔にさせる。
「晴斗? うやらましーか? お前にも1つやるよ、このケーキ」
「うるせぇ! 」
反撃した晴斗に対し、おお怖いという表情になると、磨朝にオーダーをした。
「俺、いつものアレで」
「はいはい、ミルクね」
ボックスシートの中は、これで満員。
総勢7名、通称『ソウルダイナーの主』と呼ばれている。
毎日毎日ここへ来ては、下らない話に盛り上がったり、仲間の抱える深刻な悩みを相談したり……。
マスターは嫌な顔をせずに、彼らをそのまま放っている。
いつも静かに彼らの青春の姿を、見守っているつもりなのだろう。
「悪い悪い、エミたんと盛り上がっちゃってさぁー」
彼女に貰ったらしいプレゼントの包みをわざと晴斗に見せびらかし、悔しそうな顔にさせる。
「晴斗? うやらましーか? お前にも1つやるよ、このケーキ」
「うるせぇ! 」
反撃した晴斗に対し、おお怖いという表情になると、磨朝にオーダーをした。
「俺、いつものアレで」
「はいはい、ミルクね」
ボックスシートの中は、これで満員。
総勢7名、通称『ソウルダイナーの主』と呼ばれている。
毎日毎日ここへ来ては、下らない話に盛り上がったり、仲間の抱える深刻な悩みを相談したり……。
マスターは嫌な顔をせずに、彼らをそのまま放っている。
いつも静かに彼らの青春の姿を、見守っているつもりなのだろう。