サワーチェリーパイ
「あれ以来ですよ、晴斗がバカになったのは! 」
「え、ワシのせいか」
「そうですよ、それまでは小学校でも一番の秀才だったんですから」
知らなかったと陽生はハシを落とす。
「そんなに頭が良かったのか? 晴斗」
「一応、全国学力テストでは10位だった」
「でも、そのケガをしてから下から数えて3番目」
もの凄い落差に、開いた口がふさがらない。
そんな陽生の様子を見て、得意気に祖父が事故の状況説明を始める。
「この近くのお宮さんの夏祭りでな、小学3年生の時だな。晴斗をこの町会の神輿に乗せて担ぎ出したまでは良かった、途中でとなりの町会のヤクザ神輿と一緒になってな」
「それで、血の気の多いお義父さんとケンカになって…」
「気付けば救急車で運ばれてたんだ」
男3人の説明を受け、ポカーンとなる。
「え、ワシのせいか」
「そうですよ、それまでは小学校でも一番の秀才だったんですから」
知らなかったと陽生はハシを落とす。
「そんなに頭が良かったのか? 晴斗」
「一応、全国学力テストでは10位だった」
「でも、そのケガをしてから下から数えて3番目」
もの凄い落差に、開いた口がふさがらない。
そんな陽生の様子を見て、得意気に祖父が事故の状況説明を始める。
「この近くのお宮さんの夏祭りでな、小学3年生の時だな。晴斗をこの町会の神輿に乗せて担ぎ出したまでは良かった、途中でとなりの町会のヤクザ神輿と一緒になってな」
「それで、血の気の多いお義父さんとケンカになって…」
「気付けば救急車で運ばれてたんだ」
男3人の説明を受け、ポカーンとなる。