サワーチェリーパイ
「んなワケねえだろ、本当にお前はバカだな」
「バカバカ言うな」
「だって……」


さらに口を開こうとする陽生に顔を寄せ、勢いだけで唇を重ねる。


「なにすんだよ! 」
「うるせえから、口をふさいだだけだ」


そんな事を言うものの、頭の中では妄想掲示板に書き込みをしていた。


『1:今日、初めて
 女の子とキスしま
 した、この後、どう
 すればいいんでしょ
 うか?
 2:2getズサーっ!
 3:藻前の勇気に乾杯!
 4:アフォか、当然押し
 倒したんだろうな? 
 5:4<< 押し倒して
 たら、カキコしねえ
 だろw 』
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