サワーチェリーパイ
駿府達と同じ黒のブレザーにグレーのスラックスを着ているから、御花台の学生だろう。
キリリとした顔立ちで、体つきは細いが背は高い。
イケメンというよりも、まず美少年に分類されるタイプ。
「いらっしゃいませー」
美少年と見て、甘えた声で出迎える磨朝。
しかし、彼は一切磨朝に興味を示さず、自分の用件のみを伝えた。
「すみません、ここに駿府と早瀬って奴は居ますか? 」
「居るわよぉー、奥のボックスに溜まってるわ」
磨朝が案内をし、ボックス席の前に来ると、下を向いて反省中モードの晴斗を除いた全員が彼を見詰める。
「新顔だな、お前」
三次が西工業一と言われる鋭いガンを挨拶がわりに与えるが、彼は全く動じず駿府と早瀬に声を掛けた。
キリリとした顔立ちで、体つきは細いが背は高い。
イケメンというよりも、まず美少年に分類されるタイプ。
「いらっしゃいませー」
美少年と見て、甘えた声で出迎える磨朝。
しかし、彼は一切磨朝に興味を示さず、自分の用件のみを伝えた。
「すみません、ここに駿府と早瀬って奴は居ますか? 」
「居るわよぉー、奥のボックスに溜まってるわ」
磨朝が案内をし、ボックス席の前に来ると、下を向いて反省中モードの晴斗を除いた全員が彼を見詰める。
「新顔だな、お前」
三次が西工業一と言われる鋭いガンを挨拶がわりに与えるが、彼は全く動じず駿府と早瀬に声を掛けた。