サワーチェリーパイ
「付いて行くって、もう17歳よ。やめなさいよぉ」
「ハルトヒトリ、danger! 」


神よ! とでも言いたげに、十字を切るマーティン。


他の6人も大きく頭を振る。


確かに、晴斗1人では確実に暴走して嫌われる可能性が大きい、心優しき男達はそれを心配して、コッソリと付いて行こうとしているのだ。


(半分は興味本位だと思われるが)


だが、晴斗は皆に向けてこう言い放つ。


「俺は、自分1人でやってみる。だって、もう17歳なんだもん」


その場に居合わせた全員が、ポカーンと口を開ける。
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