サワーチェリーパイ
ワイワイと自分を放置して騒ぎ立てる皆をよそに、晴斗は自分なりのデートプランを練り上げていた。
『昼飯は当然中華街だろ、で、その後はココだな。チャイナドレスで記念撮影と、陽生のチャイナ……うわー、見てみてぇし。あれって、足ギリギリにスリット入ってんだよなー、あいつ色白いから似合いそう。そんなん見たら俺……』
思わずデートプランの先へ行き着いてしまい、股間を押さえて背中を丸める晴斗に気付き、その背中を叩く虹太。
「またエロい事考えてんだろ、ホラ、これでも読んで今夜妄想を抜いて来い」
つぶれたカバンの中から取り出したのは『china girls』という、タイトル通りのエロ本であった。
「違う! 絶対に違うんだ! 」
その本を叩きつけ、表に飛び出そうとした時、陽生の姿が見える。
『昼飯は当然中華街だろ、で、その後はココだな。チャイナドレスで記念撮影と、陽生のチャイナ……うわー、見てみてぇし。あれって、足ギリギリにスリット入ってんだよなー、あいつ色白いから似合いそう。そんなん見たら俺……』
思わずデートプランの先へ行き着いてしまい、股間を押さえて背中を丸める晴斗に気付き、その背中を叩く虹太。
「またエロい事考えてんだろ、ホラ、これでも読んで今夜妄想を抜いて来い」
つぶれたカバンの中から取り出したのは『china girls』という、タイトル通りのエロ本であった。
「違う! 絶対に違うんだ! 」
その本を叩きつけ、表に飛び出そうとした時、陽生の姿が見える。