サワーチェリーパイ
「相手を変える気は無いのか? 三次とか」
「三次なんて無理だよ、あいつは取材対象として興味があっただけで」


そこで真実を知った晴斗に、希望の道が開けて来ると同時に大波がおそい掛かる。


『なんだ、取材対象
 かよ。だったら俺
 でもいいんじゃん、
 ビックウェーブが来た!
 乗るぜ! この波へ。
 そして、陽生をつかまえ
 に行くんだ! 』


と、心の中でニヤニヤしていると陽生がベンチを立ち上がり去ってしまった。


後に取り残されたのは、1人妄想サーフィンを楽しむ晴斗だけ。

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