サワーチェリーパイ
「上手くやってんじゃん」
「心配する事は無かったね」


6人はそれぞれの彼女を連れて、今日一日彼らの行動をコッソリのぞいていたのだ。


勿論、自分達の彼女とのデートも楽しみながらだが。


「マナブー」


駿府と腕をがっちり組んでいる黒髪の美女は、観覧車が楽しみで仕方無いらしい。


「男になれ、駿府」
「コーちゃんは、男らしいもんねー」
「ねー♪ 」


虹太は今日のためにチョイスした自分の可愛い彼女と、さっきから1つのアイスを2人で舐めていた。


「リィナダメだよ、そんなにくっついたら」
「what? yoshi」


早瀬も同様で、先日のリィナちゃんとイチャイチャしている。


普段の彼らからは想像も出来ない姿に、マーティンとアーリオは吹き出した。
< 173 / 293 >

この作品をシェア

pagetop