サワーチェリーパイ
放課後、3人が訪れたソウルダイナーの中はインターナショナルの生徒であふれ返っていた。


「うお、これは何だ? 」


驚く3人を、奥のボックス席に呼びつけるアーリオとマーティン。


「コッチコッチ! 」
「come on! 」


そこには駿府と早瀬も居り、騒がしい中だというのに相も変わらず勉強に励んでいる。


「何だよ、この騒ぎは」


むせかえる様な香水の混じり合った空気に、顔をしかめた三次が問い掛けると、ギターを取り出すマーティン。
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