サワーチェリーパイ

「どこで知り合ったと思う？　」
「駿府、知ってるのかよ」
「ああ、だってウチの病院の看護士だし」
「えー、ナース！　俺超タイプなんですけどぉー」


駿府によると、三次が例の『天下一武闘会』で負傷し、その時に駿府の父親が経営する病院に駆け込んで世話になったのがキッカケだそうだ。


「で、その子いくつなの？　」


磨朝が興味シンシンといった顔でたずねると、凄い答えが返って来る。


「２４歳、子供は確か２歳３歳４歳だったね」
「年子かよぉー、ありえねぇー」


晴斗の叫び声で振り向いた三次は、皆へ向けて


「コソコソ話してる余裕があんなら、さっさとやれよ！　」


と叫ぶ。