サワーチェリーパイ
並んで座っている間も、となりから漂う香水のほのかな香りに落ち着かない晴斗。
「もしかして化粧とかもしてる? 」
「一応、パーティだからな」
「だから今日、可愛いのかー」
「普段は可愛くないとでも言いたいのか、ホメ言葉にすらなってない」
余計な一言を言ってしまったと思わず口を押さえる彼に対して、陽生は微笑む。
「本当にお前ってヤツは」
「なあ、それよりいつ帰るのか決まったのか? 」
「うん、母さんの手術の予定が3週間後だから、それまでに。でも手続きとかあるから色々忙しいけどな」
残された時間は後3週間と知り、晴斗は自分がつかみかけた幸せが惜しくなる。
「もしかして化粧とかもしてる? 」
「一応、パーティだからな」
「だから今日、可愛いのかー」
「普段は可愛くないとでも言いたいのか、ホメ言葉にすらなってない」
余計な一言を言ってしまったと思わず口を押さえる彼に対して、陽生は微笑む。
「本当にお前ってヤツは」
「なあ、それよりいつ帰るのか決まったのか? 」
「うん、母さんの手術の予定が3週間後だから、それまでに。でも手続きとかあるから色々忙しいけどな」
残された時間は後3週間と知り、晴斗は自分がつかみかけた幸せが惜しくなる。