サワーチェリーパイ
返事をしない彼に対しイラ立った担任が教壇を叩いても、気付かない彼の手を強引に上へ上げて代返する虹太。
「センセー、こいつ今、抜け殻ですから」
「なんだ、またフラれたのか」
その一言で教室中からドッと笑いが起こる。
「またフラレたってかー! こいつは最高だ。西工フラれランキングでも作るか」
「文句無しの1位決定だべー」
「よっ! 大将! 」
からかわれても魂が抜けている彼の耳には届かず、三次が皆ににらみを効かせて黙らせた。
「うるせぇぞ、おめえら! 」
三次の声で少し意識が戻った晴斗は、彼に向けて頭を下げる。
「頼む、バイトさせてくれ」
「御園、バイトはいいが、もう少し勉強しろ。お前はフラれランキングワースト1の他に西工成績ランキングワースト9位だ」
そう告げた担任に対し、1位をたずねる虹太。
「センセー、こいつ今、抜け殻ですから」
「なんだ、またフラれたのか」
その一言で教室中からドッと笑いが起こる。
「またフラレたってかー! こいつは最高だ。西工フラれランキングでも作るか」
「文句無しの1位決定だべー」
「よっ! 大将! 」
からかわれても魂が抜けている彼の耳には届かず、三次が皆ににらみを効かせて黙らせた。
「うるせぇぞ、おめえら! 」
三次の声で少し意識が戻った晴斗は、彼に向けて頭を下げる。
「頼む、バイトさせてくれ」
「御園、バイトはいいが、もう少し勉強しろ。お前はフラれランキングワースト1の他に西工成績ランキングワースト9位だ」
そう告げた担任に対し、1位をたずねる虹太。