サワーチェリーパイ
「楽しかったー」
「樹、ヘディングが上手くなったね」
「お前には負けるよ、だってリフティングは学校で一番上手いじゃん」
並んで歩く間、何度も手をつなごうとするけれど、どうしても昔の様に何も考えずに行動出来なくて、もどかしくなる。
家まで歩く間に、前から気になっていた事を聞いてみた。
「あのさぁー」
「何? 」
こちらへ向けた顔は、明るい笑顔で何だか言い出しにくくなる。
やっぱり聞くのを止めようか、でも、今聞かないと。
勇気を振り絞って質問する。
「樹はさ、どんなタイプが好き? 女の子ならさ」
一瞬、考えてから答えを出す樹。
「樹、ヘディングが上手くなったね」
「お前には負けるよ、だってリフティングは学校で一番上手いじゃん」
並んで歩く間、何度も手をつなごうとするけれど、どうしても昔の様に何も考えずに行動出来なくて、もどかしくなる。
家まで歩く間に、前から気になっていた事を聞いてみた。
「あのさぁー」
「何? 」
こちらへ向けた顔は、明るい笑顔で何だか言い出しにくくなる。
やっぱり聞くのを止めようか、でも、今聞かないと。
勇気を振り絞って質問する。
「樹はさ、どんなタイプが好き? 女の子ならさ」
一瞬、考えてから答えを出す樹。