サワーチェリーパイ
放課後になり、今日はデートの約束が無い虹太と、バイトの無い三次と共にFBI捜査官に連れられた宇宙人のごとくひきずられてソウルダイナーに向かう晴斗。
「いらっしゃいー」
出迎えたマサヨは、晴斗の様子にブッとふきだす。
「アンタ、またフラれたね」
「マサヨさん、俺はもう男としてダメみたいです」
「バカ言ってんじゃないよ、マスター、サワーチェリー1丁!」
勝手にオーダーを通すと、マサヨはボックス席をアゴで示した。
「オメーは、情けない」
三次は彼の体を放り出し、さっさとスポーツ新聞を広げる。
「顔は俺よりもいいのにな、晴斗はよ。女にモテねぇけど」
虹太は、携帯を手に女の子へのメール送信を始めた。
「そうだよ、お前よりイケてんだよ! 」
ヤケの様に叫ぶと、昨日、陽生が座っていたカウンターを見る。
当然、姿はそこに無く、余計に落ち込む。
「いらっしゃいー」
出迎えたマサヨは、晴斗の様子にブッとふきだす。
「アンタ、またフラれたね」
「マサヨさん、俺はもう男としてダメみたいです」
「バカ言ってんじゃないよ、マスター、サワーチェリー1丁!」
勝手にオーダーを通すと、マサヨはボックス席をアゴで示した。
「オメーは、情けない」
三次は彼の体を放り出し、さっさとスポーツ新聞を広げる。
「顔は俺よりもいいのにな、晴斗はよ。女にモテねぇけど」
虹太は、携帯を手に女の子へのメール送信を始めた。
「そうだよ、お前よりイケてんだよ! 」
ヤケの様に叫ぶと、昨日、陽生が座っていたカウンターを見る。
当然、姿はそこに無く、余計に落ち込む。