聖なる夜に夢を見せて
「ずっと覚めない魔法をお前にくれてやるから、俺のものになれ」
「…………」
「悠奈を永遠に愛してやる。イブの夜に誓って……」
その一言で涙腺が壊れたように、涙があふれてくる。
嬉しくて――ただ、嬉しくて、どんな言葉で伝えていいのかわからなかった。
「ほら、泣いてないで左手を貸せ」
私の涙を舐めるように目尻にキスをされると、課長は左手を掴み、薬指に指輪をはめた。
キラキラと光るシルバーリングに胸が高鳴った。
「これだけは俺から送りたかった。他のは預けても――」
「えっ――?」
「このドレスも、この髪型も――前髪も、俺が魔法をかけてやれなかったけどな」
「課長……」
「いくらドレスを選んでも、髪型を指定しても……金しか出せねえし」
課長はそれ以上の言葉を言わず、私を抱きしめたあと、有無も言わせない激しいキスをする。
戸惑いながらも、絡め取られた舌を操られるままに動かすと、ドレスのファスナーが全部堕ろされ、ブラのホックまで外される。
「恥ずかしい……です」
「隠さないで、よく見せろ」
咄嗟に胸を隠した腕を剥がされ、もう何も隠すものがなくなる。
初めて男の人の前で胸を晒してる状況に、耐えられずに俯くと彼の手が乳房に触れた。
「綺麗だ。……想像以上に綺麗だよ」
「そ……想像って?」
「何度、他の女をお前に見立てて抱いたか……わかるか?」
身体を纏っていたドレスを脱がされて、無造作に床に落ちる。
けれど、課長はそれも気にせずに私の乳房を弄んでいた。
「触り心地もいいな――他の野郎に触れさせてないだろうな」
「そんなこと――しません」
「そんなことを聞いたら、嫉妬に狂いそうだぜ」
「あっ……」
胸の先端をつままれ、身体中に電流が流れてる感覚になり腰が今にも抜けそうになる。
すると、私を抱き上げ、お姫様抱っこの形になる。
「課長……恥ずかしいです」
「胸を触られて腰が抜けてるくせに……そんなに感じたのか?」
「感じたって……なんか……」
課長の言葉にこれ以上のない羞恥が襲い、居心地が悪くなる。
それよりも、自分の身体が熱を帯びていくことに戸惑った。
「悠奈……もう止めてやれねえけど、一生俺がお前を幸せにする」
「課長……」
「上司と部下の関係はおしまいだ……その意味がわかるよな?」
ベッドの上に堕ろされると、切ったばかりの前髪を指先で掻き上げた。
すると、その身体が離れて、課長はそのままネクタイを外し、シャツを脱ぎ捨てた。
綺麗な肉体とセクシーな鎖骨が私の理性を狂わされたまま、お互いの肌が重なる。
「ここからは俺が恋人の時間を教えてやる」
それを合図に、何度もキスをされながらその手のひらに胸を揉まれる。
熱い指先がそこだけでは飽き足らず、身体中に這っていく。
「あっ……だめぇ……課長」
「課長じゃなくて誠一だ」
「でも……」
「おまえは俺の女だろう? 呼んでみろよ」
「やっ……せ……誠一さん」
初めて彼の名前を呼ぶ。それだけで胸がせつなくて、それがこんなに甘い時間になる。
こんなことをしているのに、愛されているって全身が教えられていた。
「こっちも脱がすぞ……」
「ダメです……お願い……」
最後の砦だったショーツまで素早く脱がされ、生まれたままの姿にされていた。
この先への不安が押し寄せて、身体が震える。
「そんなに震えなくてもいい……って言っても初めてか」
「すみませ……」
「馬鹿か、お前は……好きな女がまっさらで怒る男なんかいねえだろう」
「でも……」
「どこで情報を仕入れたんだか、わかんねえけど、俺がいいならそれでいいじゃねえか?」
誠一さんがいいならそれでいい。その言葉が怖がっていたすべてを取り除いてくれる。
そんな誠一さんがたまらなく好きだと思った。
「……好きです。ずっとずっと好きでした」
「……今、お前が煽ったら、獣になるぞ」
「それでも、ずっと……好きだから」
掠れた声で馬鹿と呟くと、腰を抱きかかえられる。
大胆な動きで、太腿から足の付け根までをなぞられ、いつのまにか下腹部に手が伸びていた。
「悠奈……そんなに感じたのか?」
「えっ……?」
「こんなに濡らしているくせに、俺をじらして……悪い子だな」
誠一さんが指先で秘部をじらすようになぞると、さらに強い刺激が身体中に駆け巡る。 そこで彼の唇がその部分にキスをした。
「やぁ……そんなところ」
「お前の蜜は甘いな……」
とろりと零れた蜜を舌でなぞられる。こんなに恥ずかしいのに熱くてたまらない。
なのに、それが甘美な行為に感じられるのはどうしてなの?
「お前の身体はこの世でなによりも綺麗だ」
「えっ……?」
「その白い肌も、ピンク色の乳首も、そしてここから溢れる甘い蜜も……すべてを愛してる」
耳元に極上の囁きとキスが降ってくる。この時間がいつまでも続けばいいとただ願いながら、誠一さんを受け入れる。
ひとつに溶け合うように私のナカに誠一さんがいる。……それがすごく嬉しかった。
「愛してる……悠奈」
誠一さんの腰が動き、痛みと共に愛おしさが募る。
これがクリスマスが見せてくれた夢なら覚めないで欲しい……。それだけを願いながら頭の中が真っ白になった。
「…………」
「悠奈を永遠に愛してやる。イブの夜に誓って……」
その一言で涙腺が壊れたように、涙があふれてくる。
嬉しくて――ただ、嬉しくて、どんな言葉で伝えていいのかわからなかった。
「ほら、泣いてないで左手を貸せ」
私の涙を舐めるように目尻にキスをされると、課長は左手を掴み、薬指に指輪をはめた。
キラキラと光るシルバーリングに胸が高鳴った。
「これだけは俺から送りたかった。他のは預けても――」
「えっ――?」
「このドレスも、この髪型も――前髪も、俺が魔法をかけてやれなかったけどな」
「課長……」
「いくらドレスを選んでも、髪型を指定しても……金しか出せねえし」
課長はそれ以上の言葉を言わず、私を抱きしめたあと、有無も言わせない激しいキスをする。
戸惑いながらも、絡め取られた舌を操られるままに動かすと、ドレスのファスナーが全部堕ろされ、ブラのホックまで外される。
「恥ずかしい……です」
「隠さないで、よく見せろ」
咄嗟に胸を隠した腕を剥がされ、もう何も隠すものがなくなる。
初めて男の人の前で胸を晒してる状況に、耐えられずに俯くと彼の手が乳房に触れた。
「綺麗だ。……想像以上に綺麗だよ」
「そ……想像って?」
「何度、他の女をお前に見立てて抱いたか……わかるか?」
身体を纏っていたドレスを脱がされて、無造作に床に落ちる。
けれど、課長はそれも気にせずに私の乳房を弄んでいた。
「触り心地もいいな――他の野郎に触れさせてないだろうな」
「そんなこと――しません」
「そんなことを聞いたら、嫉妬に狂いそうだぜ」
「あっ……」
胸の先端をつままれ、身体中に電流が流れてる感覚になり腰が今にも抜けそうになる。
すると、私を抱き上げ、お姫様抱っこの形になる。
「課長……恥ずかしいです」
「胸を触られて腰が抜けてるくせに……そんなに感じたのか?」
「感じたって……なんか……」
課長の言葉にこれ以上のない羞恥が襲い、居心地が悪くなる。
それよりも、自分の身体が熱を帯びていくことに戸惑った。
「悠奈……もう止めてやれねえけど、一生俺がお前を幸せにする」
「課長……」
「上司と部下の関係はおしまいだ……その意味がわかるよな?」
ベッドの上に堕ろされると、切ったばかりの前髪を指先で掻き上げた。
すると、その身体が離れて、課長はそのままネクタイを外し、シャツを脱ぎ捨てた。
綺麗な肉体とセクシーな鎖骨が私の理性を狂わされたまま、お互いの肌が重なる。
「ここからは俺が恋人の時間を教えてやる」
それを合図に、何度もキスをされながらその手のひらに胸を揉まれる。
熱い指先がそこだけでは飽き足らず、身体中に這っていく。
「あっ……だめぇ……課長」
「課長じゃなくて誠一だ」
「でも……」
「おまえは俺の女だろう? 呼んでみろよ」
「やっ……せ……誠一さん」
初めて彼の名前を呼ぶ。それだけで胸がせつなくて、それがこんなに甘い時間になる。
こんなことをしているのに、愛されているって全身が教えられていた。
「こっちも脱がすぞ……」
「ダメです……お願い……」
最後の砦だったショーツまで素早く脱がされ、生まれたままの姿にされていた。
この先への不安が押し寄せて、身体が震える。
「そんなに震えなくてもいい……って言っても初めてか」
「すみませ……」
「馬鹿か、お前は……好きな女がまっさらで怒る男なんかいねえだろう」
「でも……」
「どこで情報を仕入れたんだか、わかんねえけど、俺がいいならそれでいいじゃねえか?」
誠一さんがいいならそれでいい。その言葉が怖がっていたすべてを取り除いてくれる。
そんな誠一さんがたまらなく好きだと思った。
「……好きです。ずっとずっと好きでした」
「……今、お前が煽ったら、獣になるぞ」
「それでも、ずっと……好きだから」
掠れた声で馬鹿と呟くと、腰を抱きかかえられる。
大胆な動きで、太腿から足の付け根までをなぞられ、いつのまにか下腹部に手が伸びていた。
「悠奈……そんなに感じたのか?」
「えっ……?」
「こんなに濡らしているくせに、俺をじらして……悪い子だな」
誠一さんが指先で秘部をじらすようになぞると、さらに強い刺激が身体中に駆け巡る。 そこで彼の唇がその部分にキスをした。
「やぁ……そんなところ」
「お前の蜜は甘いな……」
とろりと零れた蜜を舌でなぞられる。こんなに恥ずかしいのに熱くてたまらない。
なのに、それが甘美な行為に感じられるのはどうしてなの?
「お前の身体はこの世でなによりも綺麗だ」
「えっ……?」
「その白い肌も、ピンク色の乳首も、そしてここから溢れる甘い蜜も……すべてを愛してる」
耳元に極上の囁きとキスが降ってくる。この時間がいつまでも続けばいいとただ願いながら、誠一さんを受け入れる。
ひとつに溶け合うように私のナカに誠一さんがいる。……それがすごく嬉しかった。
「愛してる……悠奈」
誠一さんの腰が動き、痛みと共に愛おしさが募る。
これがクリスマスが見せてくれた夢なら覚めないで欲しい……。それだけを願いながら頭の中が真っ白になった。