それでも好き
第2章

ヤキモチ

あたしは先生にバレないように、




机の下で手紙を広げた。




紙を広げ読んでみると、きったない字でなにを書いてるのか
わかんない・・・




あきらかに幼稚園児が書いた字に似てる。




でも、この字どっかで見たことあるんだよね・・・




あたしはふと、雄介のノートを見た。




雄介のノートを見ると、やっぱり雄介の字に
そっくりそのままだった。



『これ、あんたが書いたの?』




「・・・うん」




雄介は後ろ頭をくしゃくしゃにしながら呟いた。




『汚くて読めないし』




「じゃぁ休み時間に屋上来て」




・・・屋上?なんで?




「話・・・あるから」




雄介は真剣な目であたしに言った。
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